4月下旬に米国のエンターテイメント雑誌『people』が紙面上で発表する『最も美しい人100人（Most Beautiful People）』特集は、毎年その結果が注目を集め、世界レベルで大きな反響を呼んでいる。これにちなみ、ORICON STYLEでも“日本で最も美しい有名人は誰なのか？”をテーマに『最も“美しい”と思う日本人』をランキングで発表。男性部門首位には現在、“福山龍馬”旋風を巻き起こしている歌手で俳優の【福山雅治】、女性部門では化粧品やウィスキーのテレビCMで控えめながら透明感あふれる美しさと存在感で男性ファンを魅了する女優の【小雪】が登場。「日本人の美の基準の奥ゆかしさを体現している」（大阪府/20代/女性）と同性からも“ジャパニーズビューティ”との賞賛の声が届いた。

　2位以下にダブルスコアの大差をつけた男性部門1位の福山。『恋人にしたい有名人ランキング』では4連覇を達成し、日本中の女性を虜（とりこ）にしているが、ラジオやテレビでの飾らないトークで同性ファンをも魅了。昨年『同性から好かれる男子』（ともにORICON STYLE調べ）でも歌手部門で見事1位を獲得している。「龍馬のような時代劇から、現代の服装までとてもよく似合っているし、男の色気を感じる」（栃木県/30代/女性）と、俳優として、男としてますます円熟味を増している。今年は主演を務めるNHK大河ドラマでの龍馬人気も更なる追い風となり、並みいる若手イケメン俳優たちの追随を許さなかった。

　昨年と同じく2位に登場したのは福山と同じ“アラフォー”歌手【 GACKT】。昨年、自身が主演する舞台の製作発表の場で実年齢が公表され話題を呼んだが、「ルックスに見とれ、声にも聞き入ってしまう。“美しい”以外に表現できない」（沖縄県/10代/女性）と一回り以上年下の女性からも、熱烈なラブコールが届いた。また今回1位の座を譲る形となった3位の俳優【水嶋ヒロ】は、ドラマ『メイちゃんの執事』（フジテレビ系）でその端正な顔立ちと、お嬢様に忠誠を誓う執事を好演し“理想の王子様”としてのポジションを確立。「顔も美しいし、奥様を支える度量がある」（福岡県/40代/女性）と、献身的かつ男らしさが支持された。

　一方、女性の1位には女優・小雪が昨年4位からのランクアップ。すでに昨年8月に発表した『美肌美人ランキング』（ORICON STYLE調べ）で首位を獲得しており、黒髪に真っ白な美肌は彼女のトレードマーク。「色白で清楚。イメージ的に“日本美人”が合っている」（三重県/40代/男性）と、日本女性の古風な“美”を象徴する存在として、10～30代、男女別において納得の1位となった。

　2位には女優として50年以上のキャリアを持ち、今もなお第一線で輝き続ける【吉永小百合】が2年連続で登場。年齢を感じさせない美しさと、溢れる気品が主な要因だ。「所作や話し方も美しく、一本筋の入った強い意思を持っている」（埼玉県/20代/女性）と感嘆の声が寄せられている。そして3位には“同性が憧れる女優”として磐石の地位を築きつつある【北川景子】がランクイン。ファッションモデル出身だが、最近は映画『花のあと』で剣道着姿も披露。「美人で、凛としたイメージ」（東京都/30代/男性）との声が挙がった。

　“美しい人”と支持された要因は、外見の容姿もさることながら、やはり人前に出る職業を生業とする以上、自分自身への厳しさやプロ意識の積み重ねによる“内面からの輝き”があってこそだということが改めてわかる結果となった。