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現在、3年ぶりの全国ツアーを行なっているGackt。これぞ世界唯一!Gacktしかなしえない映像、舞台演劇、音楽をフルに使ってひとつの悲劇の物語を表現するショー“VISUALIVE”。その最新型をレポート!

 音楽配信や着うたなど、パッケージ以外の市場が今後さらに加速し、「その分、ミュージシャンの存在意義というのはライブに帰結していくと思うんだ」。シングル「Jesus」の取材時にそう語っていたGackt。それを体現するかのように、昨年末から過去最大規模の全国ツアー『GACKT VISUALIVE TOUR 2008-2009 Requiem et ReminiscenceII?再生と邂逅?』を開催している彼のライブを1月6日、東京国際フォーラムで体感。まずは『ターミネーター』を彷彿させるハリウッド映画並のオリジナルムービーのド迫力に圧倒された。サイボーグになったバンドをバックに、ダンサーを従えて黒いレザーコスチューム姿で、ポッピングとアニメーションスタイルを融合させたオリジナルのダンスを無表情で踊るシーンは、さながらミュージカルのよう。ときにはバンドメンバーが演者になり、Gacktがピアノを弾きながら歌うなど、舞台演劇を観ているかのように物語が進行していく。映像、舞台演劇、音楽をフルに使ってひとつのストーリーが進行していく、Gackt特有のライブステージを、本ツアーでは自ら“VISUALIVE”と名づけただけあって、まず、そこがとてもスマートに伝わりやすい形に仕上がっているという印象を受けた。オフィシャルサイトで今回のライブのストーリーの予習コーナーを組むというのは初の試みだったが、こういう部分も含め、初めてGacktのVISUALIVEに触れる人にも入りやすい形として、このツアーは存在している。

 「今回は新しいアルバムの曲がメインだから新曲ばかりだよ」。そう取材時に本人に予告されていた通り、ライブは頭からアンコールまでまだ発売されていないアルバムの曲を主軸にした構成。にもかかわらず、その新曲たちががっちりとストーリーを伝えていく。私たちはここで初めて「Jesus」で“教えてくれMaria”という叫びの本当の意味を知る。人は何のために戦うのか、戦うことで失うもの、失ってはならないもの・・・そんな問い掛けが聴き手の心を最後まで揺さぶる。そんなシリアスでメッセージ性の強いストーリーを描いた本作。だが、それだけでは終らせないのがこの人!もちろんサイドにはGacktならではの遊び心も。ゲーセン並の楽しさが体感できるダンスチューン「小悪魔へヴン」などでは、観客サイドも参加して楽しむ場面もある。そう、このとんでもない振り幅もまたGacktのライブの特徴なのだ。そして、ライブを観終わった後には、自然とピースフルな世の中を願っている、そんな自分に出逢うことだろう。
(文:東條祥恵

 


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